産休育休手当いつもらえる?いくらもらえる?無給期間の乗り切り方。

産休、育休で仕事を休んでいる間お金のことが心配です。
どんなスケジュールで手当がもらえるのでしょうか

たに
たに

産休に入ると、毎月振り込まれていた給料が無くなると思うと不安ですよね。
特に夫婦で家計を支えている場合には大きな問題です。

ざっくりですが産休に入ってから最初の手当てが振り込まれるまでは約4カ月~5カ月

最後の給料から最初の手当が貰えるまで約5カ月~7カ月かかります。

 

実際に産休育休を取得し、更に第二子の産休育休をもうすぐ取得予定の筆者が、実体験を元にわかりやすく解説していきます。

この記事を読むと

・産休育休の手当が貰えるスケジュールと金額

・無給期間を乗り越えるための方法

がわかります。

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産休育休手当の貰えるスケジュールと金額

それぞれの貰えるスケジュールと計算方法、をわかりやすく解説します

産休手当

・貰える日

産休終了後(産後約1カ月半後)2週間~2か月後(産後2カ月~4カ月)に振り込まれる。

例えば1月1日に出産した場合は3月上旬~5月

・貰える金額

ざっくり普段の給料(総支給)の2倍強

例えば総支給が毎月25万円なら56万6440円貰えます。

計算方法

平均標準報酬日額 = 標準報酬月額 / 30 (1の位を四捨五入)
出産手当金 = 平均標準報酬日額 × 2/3 × 産休の日数  (日額を2/3した金額は小数点1位を四捨五入)

予定日より遅れて出産すると金額が少し増えます。

育休手当

・貰える日

育休開始後3か月後~5か月後に振り込まれる

例えば1月1日に出産した場合は5月上旬~8月中旬

産休手当が振り込まれてから約2か月後

以降2カ月に1回振り込まれる

・貰える金額

最初の3回(半年分)

ざっくり普段の給料(総支給)の約1.3倍が2カ月に1回振り込まれます

例えば給料(総支給)が毎月25万円の場合33万4986円貰えます。

計算方法

給料(総支給)×0.67(67%)×2(カ月分)

その後は

普段の給料とほぼ同額が2カ月に1回振り込まれます。

例えば給料(総支給)が毎月25万円の場合24万9990円貰えます。

計算方法

給料(総支給)×0.5(50%)×2(カ月分)

 

そしてこれは余談ですが、

毎月給料が、歩合制や、残業代等で変動する方は、

いつも通りしっかり働いた方が休んでいる間に貰えるお金は多くなります

時短や、残業なしにして給料が減ると、支給額も減ります。

産休手当は直近12カ月分の給料、育休手当は直近6カ月分の給料で基準の金額が計算されるので、長く育休を取ろうと考えている方は注意が必要です。

もちろん無事に出産することが最大任務なので無理は禁物です。

手続きについて

基本的には会社主導でやってくれるところが多いですが、

小さい会社で産休育休をとる人が初めてだったり、久しぶりだったりする場合には、

自分で調べておく必要があります。

大きくは

・出産育児一時金(42万円) … 出産の病院で直接支払制度の書類を書く。本人。

・出産手当金 … 本人、産科医、会社が記入して申請。申請先:協会けんぽ
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g2/cat230/r125/

・育児給付金 … 本人、会社が記入。申請先:ハローワーク
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_continue.html

の3つが申請すれば貰えるお金なので会社がやってくれそうにない場合は、手続きを進めましょう。

おすすめは産前に書類の印刷や記入できるところは記入しておいた方が良いと思います。

産後は目も頭も疲れやすくなりますので、書類の記入や調べ物には向きません

筆者の勤めている会社も事務手続きがあまりスムーズな会社ではないので、

産休に入る2カ月前ぐらいから、会社に手続きに必要な書類等の用意のお願いをし始めようと思っています。

産後のストレスを防ぐために自分で出来る対策はしておいた方が身のためです。

といっても大抵の会社は会社主導で進めてくれるはずなので心配はいらないと思います。

産休に入る前に、「今後の手続きに必要な書類はありますか?」と聞いてみれば十分だと思います。

その質問の返答によっては自分で調べ始める必要がありますが。。。(笑)

最後のお給料の金額とタイミングは?

最後のお給料の振り込まれるタイミングは、会社の給料規定産休開始日によります。

一番多いのは

末締め当月払い(25日)残業代は翌月 だと思います。その場合は

3月10日から産休に入った場合は

2月25日(満額)

3月25日(10日間分+2月残業代)

4月25日(3月残業代のみ)

が振り込まれると思います。

・末締め翌月払い(25日)の場合は

2月25日(満額)

3月25日(満額)

4月25日(10日間分)

が振り込まれます。

どちらの場合も、予定通りの4月末に出産した場合は、産休の手当てが振り込まれるのは7月中旬~9月になるので、
余裕を持って予算を組んでおかないといけません。

無給期間を乗り越えるためにできる事

ここまで読んでいただいて、最後の給料から、最初の手当てが振り込まれるまでの期間が意外と長い事にお気づき頂けたと思います。

ではその期間をなんとか乗り切るために、出来ることを紹介していきます。

・会社に相談し産前、産後の手当を別々に申請してもらう。

手続きが2倍になる+産後のフラフラな時期にすぐに手続きを進めなくてはいけないのであまりお勧めはしませんが、産前の分が先に振り込まれるので、選択肢にはなります。

・夫婦で共有する

私自身も、自分が産休を取るまで、給料から手当が貰えるまでこんなにタイムラグがあるとは知らなかったので、夫も当然知らない場合が多いと思います。

特にお財布が別々の場合には、この事実を伝えておかないと、困る事になってしまいます

お財布を共有してる場合も、この間は家計のやりくりも調整が必要な事を伝えておいた方が良いと思います。

里帰りや、予定日より出産が遅れた場合など検診の助成券が使えなくなってしまうと、検診の時に毎回5000円前後の出費になる場合もあるので、

出産前後は現金に余裕が必要です

そのことも含めて夫婦で共有する方が良いと思います。

我が家は、
・夫から私の口座に10万ずつ振り込んでもらう。
(家計用のカードの引き落としが私の口座だったので)・夫の口座から引き落とされるクレジットカードの家族カードを作ってもらう。
(実際には使用しませんでしたが、里帰り先でお金に困ったらこちらを使用するつもりでした)・里帰りのお礼(生活費)として親に渡す分の現金は、先に預貯金から用意して持参。(先にこれを渡しておいたので、生活にかかるお金(食費等)は、基本的に実家に頼りました)等の対策を話し合いました。

・必要金額×5か月分の金額を確保しておく

給料の振込みが終わってから、手当の支給が始まるまでの間に、最低限必要な額は確保しておく必要があります。

定期預金などの引き出しにくい口座に預貯金をを入れている場合には、普通口座に移しておく方が良いと思います。

生命保険や医療保険の支払い積立系の保険や投資等をしている場合も、引き落としの口座へ約5か月分の金額を入金しておいた方が良いと思います。

産後すぐには、銀行に出向く事もなかなか大変ですし、寝不足で頭が回りづらくなるので早め早めに準備をしておくのがお勧めです。

・生活費を下げる

無給期間もそうですが、手当が支給されてからも普段の給料より金額は下がるので、生活費も見直せるところは、見直した方が良いです。

おすすめは、携帯を安いプランにすることです、家にwifiがあれば、産休に入ると外出が減りほぼデータを使わなくなります。

思い切って格安スマホにしてみるのもありだと思います。

電気ガス系を乗り換えるのもいいと思います。

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家にいる時間が長くなると、夏や冬は光熱費が大幅にUPするのでこの機会に乗り換えるとお得だと思います。

・ふるさと納税などを活用し、食費を下げる。

ふるさと納税でお米や野菜などを頼むのも家計を助けてくれます。

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ただ、その年の途中から産休に入る年は寄付できる金額が下がるので注意が必要です。

タイミングが良ければ丸1年働いた年の内に翌年の分のお米を頼んでおくのもいいですね。

夫が育休を、取得しないもしくは短期間の取得の場合は、夫の分のふるさと納税も活用しましょう!!

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・固定費を見直す

生活費を下げるの所に携帯や光熱費のことは書きましたが、それでも不安が残る場合は

保険の見直しや、保険料等の支払いのタイミングを、年払い等に変更して調整するのもありだと思います。
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ただ、出産は何が起こるかわからないので、妻側の医療保険の解約はこのタイミングではおすすめしません。

比較的多いトラブルといわれる「切迫早産」「帝王切開」「吸引分娩」でも保険が下りることが多いので、少なくとも出産が終わるまでは維持しておた方が良いと思います。

 

まとめ

産休育休手当いつもらえる?いくらもらえる?

産休手当
・貰える日

産休終了後(産後約1カ月半後)2週間~2か月後(産後2カ月~4カ月)に振り込まれる。

・貰える金額

ざっくり普段の給料(総支給)の2倍強

育休手当
・貰える日

育休開始後3か月後~5か月後に振り込まれる

・貰える金額

最初の3回(半年分)は

ざっくり普段の給料(総支給)の約1.3倍が2カ月に1回振り込まれます

その後は

普段の給料とほぼ同額が2カ月に1回振り込まれます。

手続きについて
基本的には会社主導でやってくれるところが多いですが、小さい会社で産休育休をとる人が初めてだったり、久しぶりだったりする場合には、自分で調べておく必要があります。

大きくは

 

・出産育児一時金(42万円) … 出産の病院で直接支払制度の書類を書く。本人。

・出産手当金 … 本人、産科医、会社が記入して申請。申請先:協会けんぽ

・育児給付金 … 本人、会社が記入。申請先:ハローワーク

 

の3つが申請すれば貰えるお金なので会社がやってくれそうにない場合は、手続きを進めましょう。

最後のお給料の金額とタイミングは?

最後のお給料の振り込まれるタイミングは、会社の給料規定や産休開始日によります。

無給期間を乗り越えるためにできる事
・会社に相談し産前、産後の手当を別々に申請してもらう。

・夫婦で共有する

・必要金額×5か月分の金額を確保しておく

・生活費を下げる

・ふるさと納税などを活用し、食費を下げる。

・固定費を見直す

 

 

いかがだったでしょうか?

出産後に、「あれ?お金全然ないぞ」とならないように出来ること、調べられることはしておきましょう。

産後は少しでもストレスを省いておいた方が身のためです。

こんなご時世ですが皆様無事に出産できますように。

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