病児保育って実際どんな感じなんだろ?
病気の時にかわいそうかな?ほかの病気もらったりしないかな?
そんな疑問に病児保育の常連になってしまった息子の母である筆者がお答えします。
病児保育、我が家は本当にありがたい存在でした。とても手厚くみていただきました。
急に見てくれる人が周りに居ない家庭の方には、本当におすすめしたいです。
ただ、実際にほかの病気をもらってしまった疑惑にバタバタしたこともありました。
参考にしていただければ幸いです。
病児保育とは
病児保育は、普通に保育園や小学校に行く事が出来ない、病気や怪我などをしたときに、預かって頂ける大変ありがたい場所です。
生後6か月から小学校3年生まで利用できます(自治体、施設によります)
病児保育の種類
病児保育は我が家の周りでは2種類あります。
②民間の訪問型病児保育
①の方は通える範囲に2つあるのでどちらも登録は事前にしておきました。
登録は、書類をもらって記入→日程を予約して親子で面談、
が必要なので保育園の入園が決まったら、早めにやっておくことをお勧めします。
その時に施設内の見学もできました。
(今の時期はもしかしたら無理かもしれません)
②は登録にも万単位のお金がかかるので資料だけ頂いていつでも登録できるようにしてありますが登録はしていません。
我が家は①を何度も利用しましたので、それについて詳しく書きたいと思います。
病児保育の予約方法(公営)
②電話をして、病名を伝え、空き状況を確認(前日17時半まで)
→空いていれば予約
③予約が取れない場合はキャンセル待ち
①の書類は、病児保育の登録時に貰えるのでそれを持参、もしくは地域の小児科なら病院にも書類がある場合もあります。
施設によって病院に行く前に、「仮予約」が取れる所もあります。
②の予約が17時半までなので午後に呼び出しがあった場合は、ダッシュで小児科に行き連絡をしなくてはなりません。
たいていの呼び出しコールはお昼寝後の検温で発熱発覚→15時頃なので、そこからすぐ迎えに行ってギリギリです。
そして翌日は大抵あいてないです。
病児保育は定員が少ないのです。(冬は争奪戦です)
なのでのその電話で翌日のキャンセル待ちと、翌々日の予約をします。
(インフルエンザ等の場合は登園できる目安まで全部予約をいったん取る)
そして明日会社を休む段取りと、キャンセル待ちが出た時のための病児保育の用意をします。
キャンセルは前日の5時半まで無料でできて、当日の朝8時までなら500円でできるので、子供が普通に保育園に登園できそうならキャンセルします。
病児保育側からもそのような使い方を推奨されるので、結構キャンセルが出るようで
キャンセル待ちも通ることも多いです。
キャンセルが出た場合、当日あさ(8:30)に連絡があるので、どちらにしても朝は少し遅れて出社する準備は必要です。
病児保育の持ち物(公営)
利用していた病児保育の持ち物はこんな感じです。
・書類関係
・着替え2、3着
・食事エプロン
・ビニール袋(汚れ物用)
・バスタオル2枚
・おむつ、おしりふき
・お弁当、おやつ、食器類
結構な大荷物です。
お弁当の用意も必要なので、1歳児向けにお弁当など作ったことのなかった私は、結構困りました。
最初はちょっとでも見栄えを考えて、ブロッコリーやプチトマトをわざわざ入れてましたが、
息子は野菜は食べないし、残したものを事細かに記録してくださり、
さらに残りものがあると冷蔵保存して返却してくださるので、
最初から食べないと分かっているのに申し訳なくなり
本当に食べそうなものだけを見栄え気にせず、タッパーに詰めて渡すことにしました。
離乳食の年齢なら市販のもので、いいそうです。
むしろそちらの方が推奨な感じでした、たぶん衛生的に。
おやつは市販のものやバナナ等を少し多めに持たせていましたが、あまり食べずに持って帰ってくることが多かったです。
普段はお菓子が大好きで、休ませて家にいるときはお菓子三昧なので、やはり、家より楽しいんだろうなと思っていました。
病児保育での過ごし方(公営)
遊びは基本的には室内遊びで
絵本を読んでくれたり、おもちゃで遊んだりしているようです。
最大四人ほどの子供に先生が2人入ってくれているので、子供もたくさん付き合ってもらえて楽しいだろうなと思います。
食事、おやつ、お昼寝の時間は保育園生活と同じようなペースですごしていたようですが、
お昼寝に関しては、眠くなったタイミングで寝かせてくれていた事もあったので、個々にあわせてくださっているようでした。
我が家が利用している病児保育は、看護師の方と保育士の方で見てくださっていて、
体温の測定も2、3時間おきに両脇測ってくれ
睡眠時の呼吸の確認も5分ごとにチェックしてあり、
家で看るより手厚いです。
こんな感じのレポートを毎日書いてくださいます。
さらに非常に幸運なことに、普段通っている保育園に病児保育が併設されており、初めての時は普段の担任の先生が様子を見に来てくださったそうです。
入り口や、お部屋は別々ですが、看護師の先生は普段も見かけることがありますし、なんとなく子供も親も安心感があります。
保育園選びの時にポイントにするのもいいかもしれません。
我が家の病児保育の利用ポイント
総合的に我が家は病児保育をとても信頼していたので、積極的に利用していました。
熱が出てしまったり、インフルエンザの規定日数の間は予約が取れればもちろん利用してましたし、
熱が下がった翌日は病児保育で1日様子を見てから、普通に登園させることが多かったです。
最初の頃は、熱が下がった翌日から普通に登園させていましたが、
その日の午後また呼び出しの電話が入ることが続いたので、
少しお金はかかりますが(1日2000円)一日病児保育で静かめに遊んでもらう日を間に1日作ることにしました。
息子は、外遊びや水遊びが大好きなので、普通のクラスに登園すると、なかなかそれを我慢させるのが難しい様子で、休み明けは、クラスの先生も配慮してくださいますが、どうしても全力で遊んでしまい、午後また熱を出してしまうという感じでした。
なので、そんな元気系のお子様でしたら、病児保育1日はさむ作戦はおすすめです。
実際に起こったトラブル?
「病児保育で他の病気を貰ってしまうのではないか?」
病児保育を利用するパパママの心配事の1つだと思います。
これについては、「ある」と思います。
やはり病気の子が何人かで一緒に1日過ごすので、他の病気をもらってしまう可能性はあります。
もちろん最初から、感染する病気(インフルエンザ等)がわかっている場合は個室で保育されるので同じ病気の子以外と触れ合う事はありません。
我が家は一度だけ、他の病気を貰ってしまったような事がありました。
お互いに風邪という診断で、病児保育で1日一緒に過ごした男の子がその後、水疱瘡を発症してしまったのです。
病児保育から連絡があり、
「移っている可能性があるから様子を見てほしい」
「かかりつけの先生にできれば相談をお勧めします」
と言われました。
まだ予防接種が完了してなかったので、大変焦りましたが、とにかく病院へ相談に行きました。
いつも言ってる小児科の先生は、保育園の園医さんで、すべての事情を病児保育からの連絡ですでに把握してくださっており、「予防投与」という処方をしてくださいました。
「1週間何もなければそれでおわり、ブツブツできたらまた来て」
と明るく言ってくださり、少し安心して帰りました。
その後1週間は毎日体をチェックしましたが、
特に問題はなく、ブツブツもできず、
薬が効いたのか、そもそも移ってなかったのかは分かりませんでしたが、何事もなく過ごしました。
この件で、病児保育の方は何度も何度も謝って下さいましたが、そもそも誰が悪いわけでもありませんし、水疱瘡になってしまった子も発疹がある状態で病児保育に来ていたわけではないので、誰にも予想できない事だったと思います。
早めに連絡頂き、的確なアドバイスを頂けたおかげで、小児科にも行けましたし、そこにも病児保育側から連絡を入れて頂いてたので大変スムーズでした。
素晴らしい対応で感謝しています。
そうはいっても、水疱瘡にかかってしまっていた可能性もあるわけなので、やはり病児保育に預ける事で、他の病気をもらってしまうリスクはあります。
我が家は普通に保育園に通っていても、多少風邪気味で登園している子は沢山いますし、色々な病気はもらうリスクはあると考えているので、
その後も病児保育をあまり気にしすぎず利用していますが、こうゆう事もあるという1例として参考にしていただければと思います。
民間の訪問型病児保育について
上に書いたような、他の子から病気をもらってしまうリスクがほぼない「訪問型病児保育」とうのもあります。
民間が運営していることが多いと思います。(一部の自治体には公的なところもあるようです)
私は実際に利用した事はないのですが、民間の訪問型病児保育についても、沢山利用している方にお話を聞いたので少し情報をシェアしたいと思います。
良いところ
・前日までの予約で、必ず翌日の予約が取れる保証のプラン等がある。
(病児保育激戦区の方、お仕事で絶対に休めない日がある方にはとても重要)
・自宅なので子供が安心して過ごしやすい。
・何度か利用していると同じ人が来ることが多く、子供もなじめる。
・ほかの子から新たな病気をもらう心配がほぼ無い。
悪いところ
・入会金や、月額基本料が数千円~数万円かかる。
・自宅に上がってもらうので、親的には少しストレス?
・利用料金が高い。(1時間2000円~)
沢山利用した月は、正直、病児保育料払うために働いてる?というぐらいのお金がかかるようですが、
転職等で有給がない方、立場や時期などでお金より「今」を乗り切ることが将来につながる方等はおすすめです。
お話を聞いた方は、ご主人が海外単身赴任中で、完全ワンオペでの社会復帰だったそうで、使えるものは全部使う!という状態だったそうです。
病児保育の大手のホームページを貼っておきますのでご参考までに。
まとめ
・病児保育とは
発熱や、怪我などで通常の保育園や小学校に行くのが難しい場合に預かってもらえる。
・病児保育の種類
①自治体運営の保育園併設型(小児科併設型もある)②民間の訪問型病児保育
①自治体運営の保育園併設型
・予約には受診が必要、予約枠は少なめ、冬は争奪戦
・持ち物は多め、お弁当持参
・1日室内遊び。看護師の先生が見てくださる。少人数制で手厚い
・解熱後もう1日、病児保育にお願いするのはおすすめ
・ほかの病気を貰ってしまうリスクはある
②民間訪問型病児保育
・ほかの病気をもらうリスクは少ない
・確実に派遣してもらえる
・子供も自宅で安心感がある
・料金は高い
病児保育は「かわいそう」「体調の悪いときぐらい一緒に。。」という意見もあります。
筆者は頼れる親も近くにはいないので、最初はやむなく利用していましたが、
信頼できる場所だと分かり、積極的に利用して、その分頑張って働き、休みやお金を家族で楽しいことの方に使えればいいかな、と思うようになりました。
体調を崩しやすいのは、最初の1年だけという人が多いです。
子供と仕事の間で辛い思いをするママさんパパさんが、少しでも選択肢が増える事で楽になるといいな、という思いでこの記事を書きました。
参考になれば幸いです。
コメント
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